●雑菌等の問題
生食の際に問題になるのは、食中毒の原因になる細菌と、鮮度です。O-157や黄色ブドウ状球菌など自然界にたくさん存在する菌は、すべてを除去することが不可能です。菌を増殖させないことが重要です。それらの菌は動物の体温で一番増殖しますから、できるだけ温度を上げずに加工する、パックする事が必要です。WANちゃんの部屋で扱っている商品は全て人間用に輸入されたものを当店で素早くカットしパックした物です。骨も人間用のものです。オーストラリアを始めEU向けの食肉を生産している工場は輸出に対して非常に検査が厳しく、工場に政府の人間が常駐し、厳しく検査しています。つまり、HACCPを始めISO-2002等を活用し現地で菌をコントロール、衛生的な物だけを輸出しています。このように元でつかないように、加工の際も増殖しないように、これがポイントです。
●流通規格の問題
また、豪州やニュージーランドの場合、日本のと畜場に比較して衛生的かつ大規模で、非常に細かい決まりがあるのです。1例ですが、と畜後に内臓をとりだす場合、内容物が出てこないように、食道の所と、直腸の所で、紐で結んでしまうんです。それに骨を抜く工場は全部・・工場の中が冷蔵庫と同じ10度以下。以前はもっと低かったらしいのですが、労働組合の反対で10度以下に落ち着いたらしいんです。また包丁も20頭処理したら煮沸消毒、ここまで雑菌が付着しないように気を配っています。
またフランスの工場を視察してしまいりましたが、作業場の室温は6度でした。安全管理は豪州と変わりありません。EUの輸入制限はかなり厳しく、EU向けにあわせると非常に衛生的になるようです。メキシコの馬肉も、EU向けはかなり厳しい規格になっています。。
●加工する際の問題
加工面の安全対策として、フレッシュ商品は作り置きはしません。その日に発送する分だけを加工しています。加工も必要な量を短時間に処理しています。冷凍商品も全て半解凍状態で作業を行いますから安心です。
以上のように衛生面では全く問題ありません。充分生食が可能です。もちろん寄生虫が見つかればそこで輸出の許可は出ませんし、ほぼ安全です。ただし、やはり100%という事はありませんが、公園を散歩中に、感染する危険もあります。すくなくとも野生動物よりははるかに安全です。(しかも北半球の野生動物はエキノコックスやE型肝炎の危険があります)
●加熱するときの御注意
また犬の場合は強力な胃液が寄生虫を殺してしまうこと、腸が短いので寄生虫の滞留時間が短く卵がふ化しにくいなど寄生虫に対する抵抗力は人間の比ではありません。またバクテリアや細菌に関しても、人間と同レベルではありません。
以上のように、大変気を使って生産していますので、出来たら生で与えていただきたいのですが、好みもありますので、どうしても加熱するときは、骨が入っていない商品をお選びください。
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