第29回上杉雪灯篭まつりの極意手帳によく参られた!ごゆっくりご覧あそばされ

 

始めに一言お手数でござるが、いわゆる「著作の令」の関係上、このページは極意を伝授するたび、様々な絵図面を新しく展開させていく仕組みにしておる。手間かけ申すが、不必要になった絵図面は逐次閉じていただくようお願い申し上げる・・

上杉雪灯篭まつりとは・・・

今から約30年前、米沢の有名な造り酒屋東光の小嶋総本店の当時の社長殿が、この降りしきる雪を活用したイベントは何かないかと、最初は戦没者の慰霊のために賛同者を集め、市民の手弁当で始まったのが由来でござる。基本的にこのお祭りは、スコップと重装備と「覚悟」さえあれば、あとは金など要らぬ。とはいえ現代は何かと物入りではござるが・・・
して、以来現在までこのお祭りはすっかり米沢の風物となった。最初は手弁当だから様々手探り。基本形(お手本)の決定やら、ベニヤ板(コンクリートパネル略してコンパネ)を手配したり、もう1つちょっと厄介なものがあった。ろうそくでござる。
数が数だけに、どうしたらいいべか?

そこに、救世主現る!米沢では以前から今の大丸石油店(大丸石油店の絵図面へ)が、トリ井ろうそくというこの辺ではちと有名なろうそくを作っておった。この斉藤社長がポンとろうそくを寄付してくれた!しかもちょっとこれをご覧あそばされ。
中ほどより下に、「コーヒーウォーマー」というろうそくがお判りか?お祭りではこんなにカラフルではござらぬが、このずんぐりとしたろうそくが、このお祭には最適であった。少々の風に強く、短いので上が融けず、しかも長寿命ときた。現代につながるちとした実用新案だ。受け取った東光さんの喜びようたるや、寄付したろうそくの何十倍の風呂に入れるくらいのお酒をもってきたという。

以来29回を迎える上杉雪灯篭まつり、今年は例年とはまた少し味付けの異なるものとなる

 

ことしの上杉雪灯篭まつり全体像

まずは左の「上杉雪灯篭まつり実行委員会」の絵図面をご覧あそばされ。この絵図面を見ていただいても、特に何ら大きく変わるところはない。しかし今年はご存知のとおり空前の豪雪の年となった!もうどこに行っても雪などしこたま(山ほど)ある。ブルドーザーとダンプで排雪をしないと道路はの対岸はまったく見えない。これが田んぼの田舎ではなく、街中なのだ。田んぼの中の国道はかえって巨大なブルトーザーとロータリーで遠くまで雪をぶっ飛ばせるので、視界がかえって良好だ。なお、例年雪灯篭まつり前後には、街中も重機で夜通しの排雪を行う。皆さんには「いや、すげー雪だ!」と思われるかもしれないが、市民にとってはこの時期は実は雪が降ってもかなり快適な状況になるのだ。なお、服装はコートはできればフードつきがよい。傘をさすことができないからだ。フードがなければ、帽子は必需品となる。足元は皮のウエスタンブーツのようなものは、その後ブーツがだめになる覚悟が必要だ。一番いいのはやっぱかっこ悪いけど、長靴だ。何でよいかというと、ぬれる心配がないのは当然だが、すべる雪を面積が広いのでしっかり捕らえるのだ。ただし!今年はこの長靴はすでになんと入手困難になっている。長靴なんて見たこともない地方で売れているからだ!

まずは・・・道路情報の極意

はっきり言って今年は一点集中、2月11日(土)はものすごい混雑となる。

まずは万吉リンクの米沢市内渋滞情報、これを見過ごすなかれ。ま、実際の移動中の場合はカーナビにお任せする。米沢のNHKFM局は84.2MHzでござる
で、問題の個所は万吉の前から始まる。まずは左の市内地図をご覧下され。ちょうど星の示したところが渋滞の中心ボトルネック、屋代町交差点である。その上R287の東京第一ホテルとシェルGSのところの交差点が、たつまち交差点でござる。シェルスタンドの南隣が万吉でござる。して、この交差点から南に1Km上杉城史苑まで、11日はびっちりくっつく。ちなみに逆も家具の藤倉のもっとずっとずっと下の山形大工学部当たりから上杉城史苑までびっちりくっつく。さらに、米沢駅・福島方面からの西行きは、R121の相生橋があると思うが、なんとこの辺からつながってしまう。

つまり簡単に言えば、R121の横の線と、R287およびその下の県道2号線がめちゃこむのでござる。しかしして基本的に米沢は田舎。そうそう町じゅう全部混むものではない。上杉神社に最も近づくお勧めのルートは、福島・米沢駅方面からならば、駅のロータリーから、一中前を通り、米沢信金・大沼、興譲小のところから東高のあいだを上杉神社北門方向にすすむ。あるいは第一ホテルのたつまち交差点から、米沢警察の方に曲り、この地図を拡大するとNTTのマークが見えると思うがそこから南にはいる。これがお勧めだ。
しかし、  さすがに東高あたりからは混む。さりとてもう徒歩で十分歩ける距離にある。しかし!  この辺駐車場はない!  この辺に詳しい方はすでに知っている!そう、あの上杉神社の大駐車場は当日イベント会場になるので、全部ふさがっているのだ!え〜?!

で、

もう一度雪灯篭まつり実行委員会の絵図面をごらんいただきたい

なんと、当日はシャトルバスがでる!かなり告知もしている。ならば、米沢駅か、あるいは米沢総合公園からシャトルか?

これも残念っ!なのである。米沢市役所から国道121方面は普段でも週末は郊外店がひしめいている場所で、大渋滞している。しかも往路も復路も超混みの白布街道をばっちり走っている。つまりシャトルバスが渋滞にはまるのである。いまはかなり頻繁にシャトルバスを動かすが、乗ったらトイレも我慢の渋滞覚悟。あ〜どうすれば・・・

で、

まちのひろばをご覧いただきたい

上の方にみどりやと書いてある。つぶれた。いまは高層マンションを建築中だ。その脇のたつまち交差点の「キムラ」と書いてある(キムラとはこの辺では有名なスーパーです)隣が万吉だ。はっきりいってここからまっすぐ歩いて15分。もう渋滞始まってるし、歩いたほうが早い。

もうひとつ

まちの広場、真ん中の緑の公園部分。ちなみにここでも雪灯篭をやっています。この広場の周りにいっぱい駐車場があるでしょう。ここに表示なっていないのでも、いっぱいあります。大沼デパートも止められます。そう、この辺に止めてあとは、雪ぼんぼり(雪穴ほってろうそくを灯したもの)を頼りに約15分歩くのが最も賢い!左下の竹田歯科までくればもうすぐそこだ!

宿泊は?

さて、このように雪灯篭を堪能するには、お泊りはそう遠くへ行っては夜もふけてしまう。基本的に街中に泊まるのがお薦めでござる。しかし米沢に来て温泉ではない宿に止まっても今ひとつ。それに体も冷え切っている。
そこでお薦めは、日帰り温泉。

やっぱり左の鷹山の湯がいい

なんでもある。500円だ。離れてるのでちょっとやっかいだが、普通の日はここまで約15分だ。普通の日は。いったん道路すいてるところ見つけたら、あと二度と混まないので、ご安心下され。絵図面見辛いので、拡大・縮小して見られたし

さて、万吉だ。肝心の万吉だ。

当日はどのようにしても混む!待ち時間癒しにこんなこともしてるが、でも混む!

ぜひとも、席を予約されたし!しかしながらぎりぎりでは予約受け付けも終了することもござる。あとは並ぶしかない。その際は携帯をお持ちくだされ。席確保次第。連絡つかまつる。なにとぞ、このさむ〜くて楽しい日を楽しくおいしい一日に願っておる候なる。

てことで、最後までお読みくださって誠にありがとうございました!

泊まるとこない!って方はご相談くださいね!何とかさがしま〜す!

mankiti@umai.co.jp

とにかくメルヘンの分、寒いのであったかくしてお越しください!あと、コタツの席は限られておりますので、手袋や靴がぬれた方は干しますのでお伝えください。それではお待ちしておりま〜す